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『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』 [2012/05]
映画『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』をDVDで観た。

観ながら、
あだち充の漫画『みゆき』を思い起こしていた。
『みゆき』だけではなく、
あだち充の漫画はだいたい
“家族”を描いていると思っている。
青春ラブコメ……
スポ根胸キュン……
そういう衣装に身を包んでいて、
ま、そっちのほうが読者にとっては
美少女のハートを狙う気持ちで読めてうれしいわけだが、
ストーリーの下敷きには、
「“家族”っていったいなんなんだろう?」
という問いかけが隠してある。
『みゆき』なら、
「血がつながってないとやっぱ家族じゃないの?」
『タッチ』なら、
「兄弟ってのが実は一番の敵なんじゃない?」
『陽あたり良好!』は
「いっしょに住んじゃえば家族同然じゃない?」
『虹色とうがらし』などは、
「ルーツ探しを通して、ホントの家族になろうぜ!」
的な家族育成旅物語である。
ほかの作家の漫画にも
『サザエさん』や『ちびまる子ちゃん』、
『天才バカボン』に『ダメおやじ』、
『ひまわりっ!』に『毎日かあさん』など、
人気家族漫画はもちろんあるのだが……
“家族”というものに対するこだわり、
隠された欲望が眠っているのは、
あだち充作品と
そして、楳図かずお作品だと思っている。
映画『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』の主人公、
ダニエル・プレインヴューは“掘る男”だ
まず、金(きん)を掘る。
手にした342ドルを元手に石油を掘る。
地中に眠る“家族”を探し求めて。
だから、孤児を自分の息子として育てる。
突然現れた腹違いの弟をパートナーにする。
だが、
人間を信じられず、
愛情というものの力を信じ切れない男は、
一度は“家族”だと決めた息子と弟を
最後まで“本物の家族”と信じ抜くことができず、
結局、
自分から切り捨ててしまう。
あまりにも“家族”を渇望しすぎていて。
そして、最後には
自分自身とよく似ている偽預言者--
義理の甥っ子という“家族”になった上に
自分のことを「ブラザー」などと呼ぶ神父--
イーライ・サンデーの
脳天をも掘り起こすのだ。
自分の脳天を掘り起こすように。
なんと切実な欲望だろう。
なんと激しい渇きだろう。
「家族っていったいなんだろう?」
そんなことなどまったく思わずに
日常を送っている俺は
やっぱしあわせなんだろうなーと
のんきに思った。
そんで、
家族という難しいテーマを
のんきな顔を見せながら描き続ける
あだち充という漫画家に対して、
やっぱすげーなーと思うのであった。

観ながら、
あだち充の漫画『みゆき』を思い起こしていた。
『みゆき』だけではなく、
あだち充の漫画はだいたい
“家族”を描いていると思っている。
青春ラブコメ……
スポ根胸キュン……
そういう衣装に身を包んでいて、
ま、そっちのほうが読者にとっては
美少女のハートを狙う気持ちで読めてうれしいわけだが、
ストーリーの下敷きには、
「“家族”っていったいなんなんだろう?」
という問いかけが隠してある。
『みゆき』なら、
「血がつながってないとやっぱ家族じゃないの?」
『タッチ』なら、
「兄弟ってのが実は一番の敵なんじゃない?」
『陽あたり良好!』は
「いっしょに住んじゃえば家族同然じゃない?」
『虹色とうがらし』などは、
「ルーツ探しを通して、ホントの家族になろうぜ!」
的な家族育成旅物語である。
ほかの作家の漫画にも
『サザエさん』や『ちびまる子ちゃん』、
『天才バカボン』に『ダメおやじ』、
『ひまわりっ!』に『毎日かあさん』など、
人気家族漫画はもちろんあるのだが……
“家族”というものに対するこだわり、
隠された欲望が眠っているのは、
あだち充作品と
そして、楳図かずお作品だと思っている。
映画『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』の主人公、
ダニエル・プレインヴューは“掘る男”だ
まず、金(きん)を掘る。
手にした342ドルを元手に石油を掘る。
地中に眠る“家族”を探し求めて。
だから、孤児を自分の息子として育てる。
突然現れた腹違いの弟をパートナーにする。
だが、
人間を信じられず、
愛情というものの力を信じ切れない男は、
一度は“家族”だと決めた息子と弟を
最後まで“本物の家族”と信じ抜くことができず、
結局、
自分から切り捨ててしまう。
あまりにも“家族”を渇望しすぎていて。
そして、最後には
自分自身とよく似ている偽預言者--
義理の甥っ子という“家族”になった上に
自分のことを「ブラザー」などと呼ぶ神父--
イーライ・サンデーの
脳天をも掘り起こすのだ。
自分の脳天を掘り起こすように。
なんと切実な欲望だろう。
なんと激しい渇きだろう。
「家族っていったいなんだろう?」
そんなことなどまったく思わずに
日常を送っている俺は
やっぱしあわせなんだろうなーと
のんきに思った。
そんで、
家族という難しいテーマを
のんきな顔を見せながら描き続ける
あだち充という漫画家に対して、
やっぱすげーなーと思うのであった。
オークス [2012/05]
長男の自由帳を見たらパラパラ漫画が描いてあった。

4コマのみ。
猫みたいなものが
バラバラになっていく。
もしくは
バラバラの猫がくっついていく。
そのはじに文字。
バ・ラ・マ・ガ。
バラマガ?
それとも
ガマラバ?
どちらにしても意味不明。
今日はオークス。
桜花賞の上位馬をとるか、
別路線組をとるか、
その辺で人気が分かれている。
個人的には
愛嬌たっぷりの顔を持つジェンティルドンナと
青毛でキュートなヴィルシーナの
桜花賞1着2着を買いたいと思っていて、
その中に入るもう一頭を探している。
桜花賞3着のアイムユアーズか、
フラワーカップが強かったオメガハートランドか、
フローラステークス楽勝のミッドサマーフェアか、
ハーツクライ産駒のサンシャインか。
長男の4コマをにらんでいて、思った。
バラマガ?
これは
「バラ馬が」来る!
というサインではないか。
あやしいのは
ワンフォー“ローズ”の娘、
キャトルフィーユ。
とりあえず単勝は買ってみようかと思っている。

4コマのみ。
猫みたいなものが
バラバラになっていく。
もしくは
バラバラの猫がくっついていく。
そのはじに文字。
バ・ラ・マ・ガ。
バラマガ?
それとも
ガマラバ?
どちらにしても意味不明。
今日はオークス。
桜花賞の上位馬をとるか、
別路線組をとるか、
その辺で人気が分かれている。
個人的には
愛嬌たっぷりの顔を持つジェンティルドンナと
青毛でキュートなヴィルシーナの
桜花賞1着2着を買いたいと思っていて、
その中に入るもう一頭を探している。
桜花賞3着のアイムユアーズか、
フラワーカップが強かったオメガハートランドか、
フローラステークス楽勝のミッドサマーフェアか、
ハーツクライ産駒のサンシャインか。
長男の4コマをにらんでいて、思った。
バラマガ?
これは
「バラ馬が」来る!
というサインではないか。
あやしいのは
ワンフォー“ローズ”の娘、
キャトルフィーユ。
とりあえず単勝は買ってみようかと思っている。
『スティング』 [2012/05]
「お客様は神様じゃない、

お客様は“王様”なんです!」
昔、レストランでバイトをしていた時に
店長がよく言っていた言葉。
もしも“神様”なら、
お店で働いているこちらの事情や気持ちも考えてくれるし、
少々のサービス不足も笑って許してくれる……
だけど、お客は“王様”だから、
ワガママだし、
気まぐれだし、
欲深いし、
何か気に入らないことがあればさっくり首をはねられてしまうので、
みなさん、全力でサービスしてくださいね!
という趣旨の言葉。
深夜、ケーブルテレビで
映画『スティング』を観ながら
この言葉を思い出していた。
『スティング』はホントによくできた映画だと思う。
これぞ娯楽。
観客という“王様”に対して、
おいしそうな食材=友情の詐欺バトルというテーマを提示、
美しい盛り付け=素晴らしい俳優の表情を見せながら
いっしょにハラハラドキドキさせて、
そして、ラストでは
見たことのないお宝料理=どんでん返しを食べさせてくれる。
しかも、
シナリオ=メニュー構成が上手、
わかりやすいが納得感のある伏線を味わうことで
“王様”はもう一度食べたくなるし、
時には、まるで自分が仕込んだ伏線であるかのように
感じたりもする。
うらやましい仕事っぷりである。
ライターの仕事の場合、
すべては読者=“王様”のためにとはいかない。
まあ、俺だけかもしれないが。
特に、インタビューなどの取材記事の場合、
「読者に喜んでもらう」
という気持ちは5割くらいになる。
で、残り5割の内、
3割くらいを取材対象者への配慮やサービスにあてる感じになる。
例えば、読者が喜ぶからって
タレントから聞いた話をなんでも書いてしまうわけにはいかない。
逆に、
タレントの言いたいこと、伝えたいことばかりを載せても
それでは固定ファンだけのものになってしまう。
この塩梅を計るのに、実はかなりの労力を使っている。
ケースバイケースだし。
また、残り2割で
雑誌・編集部にとっての利益を考える必要もある。
例えば、巻頭のインタビューなんかでは、
その号の目玉になるわけで、
この雑誌はこんなことを発信してますよー、
とか、
この雑誌はこんなコンセプトでがんばってますよー、
とか、
雑誌側のメッセージを記事に盛り込む必要がある。
理解のある編集部の場合だったら、
この雑誌にはこんな風な未来を創ってほしい……
という新たなメッセージを、
外部の者として出版社側に提案する気持ちだって実はある。
こっそりとだけど。
ま、こうやって複数の相手を想定して、
満足してもらうように仕事するのは大変なことだけれど、
逆にやりがいもあるし、面白いし、
相手がぐるぐる入れ替わるので、
一生飽きることはない仕事だとも思う。
ただ、『スティング』みたいな、
100%観客のことを思って作られたような傑作を観ると、
ちょっと嫉妬してしまうのだ。
もしかしたら監督と脚本家がぶつかったかもしれない。
ポール・ニューマンとロバート・レッドフォードが
殴り合いをしたかもしれない。
だが、たとえそんなことがあったとしても、
最後は、
“王様”を喜ばすために、
全員で総力をあげて闘い抜いたのだろうなーと感じる。
そういうストーリーでもあるしね。
いつか子供にも観てほしい映画なのだが、
その時には
バイト先で覚えたハンバーグの作り方も
いっしょに教えてやりたいと思う。

お客様は“王様”なんです!」
昔、レストランでバイトをしていた時に
店長がよく言っていた言葉。
もしも“神様”なら、
お店で働いているこちらの事情や気持ちも考えてくれるし、
少々のサービス不足も笑って許してくれる……
だけど、お客は“王様”だから、
ワガママだし、
気まぐれだし、
欲深いし、
何か気に入らないことがあればさっくり首をはねられてしまうので、
みなさん、全力でサービスしてくださいね!
という趣旨の言葉。
深夜、ケーブルテレビで
映画『スティング』を観ながら
この言葉を思い出していた。
『スティング』はホントによくできた映画だと思う。
これぞ娯楽。
観客という“王様”に対して、
おいしそうな食材=友情の詐欺バトルというテーマを提示、
美しい盛り付け=素晴らしい俳優の表情を見せながら
いっしょにハラハラドキドキさせて、
そして、ラストでは
見たことのないお宝料理=どんでん返しを食べさせてくれる。
しかも、
シナリオ=メニュー構成が上手、
わかりやすいが納得感のある伏線を味わうことで
“王様”はもう一度食べたくなるし、
時には、まるで自分が仕込んだ伏線であるかのように
感じたりもする。
うらやましい仕事っぷりである。
ライターの仕事の場合、
すべては読者=“王様”のためにとはいかない。
まあ、俺だけかもしれないが。
特に、インタビューなどの取材記事の場合、
「読者に喜んでもらう」
という気持ちは5割くらいになる。
で、残り5割の内、
3割くらいを取材対象者への配慮やサービスにあてる感じになる。
例えば、読者が喜ぶからって
タレントから聞いた話をなんでも書いてしまうわけにはいかない。
逆に、
タレントの言いたいこと、伝えたいことばかりを載せても
それでは固定ファンだけのものになってしまう。
この塩梅を計るのに、実はかなりの労力を使っている。
ケースバイケースだし。
また、残り2割で
雑誌・編集部にとっての利益を考える必要もある。
例えば、巻頭のインタビューなんかでは、
その号の目玉になるわけで、
この雑誌はこんなことを発信してますよー、
とか、
この雑誌はこんなコンセプトでがんばってますよー、
とか、
雑誌側のメッセージを記事に盛り込む必要がある。
理解のある編集部の場合だったら、
この雑誌にはこんな風な未来を創ってほしい……
という新たなメッセージを、
外部の者として出版社側に提案する気持ちだって実はある。
こっそりとだけど。
ま、こうやって複数の相手を想定して、
満足してもらうように仕事するのは大変なことだけれど、
逆にやりがいもあるし、面白いし、
相手がぐるぐる入れ替わるので、
一生飽きることはない仕事だとも思う。
ただ、『スティング』みたいな、
100%観客のことを思って作られたような傑作を観ると、
ちょっと嫉妬してしまうのだ。
もしかしたら監督と脚本家がぶつかったかもしれない。
ポール・ニューマンとロバート・レッドフォードが
殴り合いをしたかもしれない。
だが、たとえそんなことがあったとしても、
最後は、
“王様”を喜ばすために、
全員で総力をあげて闘い抜いたのだろうなーと感じる。
そういうストーリーでもあるしね。
いつか子供にも観てほしい映画なのだが、
その時には
バイト先で覚えたハンバーグの作り方も
いっしょに教えてやりたいと思う。
ヴィクトリアマイル [2012/05]
今日はヴィクトリアマイル。

春競馬、G1戦線にAKBが参戦している。
会員登録していないのでよくわからないが、
『AKBガチ馬バトル』という企画で、
この春のG15連戦を予想して、
成績がいいと秋のCMにピンで出るらしい。
AKBというのは、
どちらかというと貧しい女性、
もともと“持ってない”女性が
努力と根性でのし上がっていくという物語が
そのコンセプトだと思う。
実際に彼女たちの人生がそうであるかは別にして。
となると、
選ばれし牝馬たちによる女王決定戦のオークスよりも、
このヴィクトリアマイルのほうが
AKBにふさわしいレースだと思っている。
普通に考えると、
無冠の女王、ホエールキャプチャが
ついにここでセンターに輝く……
というのが
AKBらしいドラマなのだろうが、
もっと気になっている馬が3頭いる。
一頭目、マイネイザベル。
AKBというのは、
投票がナンバーワンを決めるシステムだと思う。
たぶん。
つまり、競馬で言えば、
レースでの結果より、
単勝1番人気になったものが勝者ということだろう。
で、このマイネイザベルだが、
実はいままで単勝1番人気になったことがない女子なのである。
こんなコこそ、
AKB的G1にふさわしいのではないか?
二頭目、フミノイマージン。
この馬は一度、1番人気になったことがあるが、
10戦目の遅咲きだった。
そして、努力を重ねて来て24戦目、
今、センターの座に就こうとしている……
というのもイイ話しな気がする。
そして三頭目、アニメイトバイオ。
この馬も単勝人気の歴史を見ていくと
まあ、かなり“持ってない”女子ではあるのだが、
それ以上に気になるのは名前。
アニメイト“北村騎手”バイオ。
“AKB”なのだ。
上の三連単が決まったら、
まあ、いい配当になるだろうなーとか思いながらも、
AKBを卒業した
前田敦子=アパパネと、
人気だったらナンバーワンのドナウブルー、
超良血マルセリーナに
お嬢様のアプリコットフィズ……
あたりで結局上位を占めちゃったりするのが
キビシイ現実なのかもしれないなー。

春競馬、G1戦線にAKBが参戦している。
会員登録していないのでよくわからないが、
『AKBガチ馬バトル』という企画で、
この春のG15連戦を予想して、
成績がいいと秋のCMにピンで出るらしい。
AKBというのは、
どちらかというと貧しい女性、
もともと“持ってない”女性が
努力と根性でのし上がっていくという物語が
そのコンセプトだと思う。
実際に彼女たちの人生がそうであるかは別にして。
となると、
選ばれし牝馬たちによる女王決定戦のオークスよりも、
このヴィクトリアマイルのほうが
AKBにふさわしいレースだと思っている。
普通に考えると、
無冠の女王、ホエールキャプチャが
ついにここでセンターに輝く……
というのが
AKBらしいドラマなのだろうが、
もっと気になっている馬が3頭いる。
一頭目、マイネイザベル。
AKBというのは、
投票がナンバーワンを決めるシステムだと思う。
たぶん。
つまり、競馬で言えば、
レースでの結果より、
単勝1番人気になったものが勝者ということだろう。
で、このマイネイザベルだが、
実はいままで単勝1番人気になったことがない女子なのである。
こんなコこそ、
AKB的G1にふさわしいのではないか?
二頭目、フミノイマージン。
この馬は一度、1番人気になったことがあるが、
10戦目の遅咲きだった。
そして、努力を重ねて来て24戦目、
今、センターの座に就こうとしている……
というのもイイ話しな気がする。
そして三頭目、アニメイトバイオ。
この馬も単勝人気の歴史を見ていくと
まあ、かなり“持ってない”女子ではあるのだが、
それ以上に気になるのは名前。
アニメイト“北村騎手”バイオ。
“AKB”なのだ。
上の三連単が決まったら、
まあ、いい配当になるだろうなーとか思いながらも、
AKBを卒業した
前田敦子=アパパネと、
人気だったらナンバーワンのドナウブルー、
超良血マルセリーナに
お嬢様のアプリコットフィズ……
あたりで結局上位を占めちゃったりするのが
キビシイ現実なのかもしれないなー。
『ジョーズ』 [2012/05]
深夜、そろそろ寝なきゃなーと思ってたら、

ケーブルテレビで
映画『ジョーズ』がやっていたので最後まで観てしまった。
前半はパニック映画。
とにかく、登場人物を動かすか、
カメラを動かすかして、
臨場感を出していく。
でっかいサメがやってきて人を襲う……
というなんてことない話なのに、
長回しを利用しながらカメラと人物をバリバリ動かし、
サスペンスをぐんぐん盛り上げていく。
「サメが来たなら海に入らなきゃいいじゃん」
そう言ってられなくなる。
ベテランのサメハンター、
ロバート・ショウ演じるクイント船長が言う。
「サメは何でも飲み込んじまうんだ」
ほほう、と思いながら、連休を思い出す。
今年のゴールデンウィークは
いろんな肉や魚を食った。
茨城の牧場で
ダチョウのBBQにソーセージにハンバーグ。
ひたちなかでタコ、イカ、カニ、タイなどのしゃぶしゃぶ。
福島の牧場でラム肉のBBQ。
猪苗代のコテージで鶏ももと鶏手羽に、焼きハマグリ。
松本城の近くで馬肉づくし。
伊那の山奥で鹿肉とイノシシ肉にホルモン刺し。
サービスエリアで山賊焼き。
まるでホオジロザメになったような連休だった。
『ジョーズ』は後半、
海洋アドベンチャー・バトルロマンに変わる。
サメが思いのほかでっかくて、
くそやばい気分になる中、
船の向こう側を流れ星が流れていく。
退治するつもりが、逆に
退治されそうになりながら、
三人の男たちの生きざまに感情移入させていく。
ゴールデンウィークが終わって一週間、
やっと疲れが抜けてきたところだが、
『ジョーズ』を観ていたら、
またどっか旅に行きたくなってきた。
ホウジロザメのブルース君よ、
今度は何を食えばいいいかしら。

ケーブルテレビで
映画『ジョーズ』がやっていたので最後まで観てしまった。
前半はパニック映画。
とにかく、登場人物を動かすか、
カメラを動かすかして、
臨場感を出していく。
でっかいサメがやってきて人を襲う……
というなんてことない話なのに、
長回しを利用しながらカメラと人物をバリバリ動かし、
サスペンスをぐんぐん盛り上げていく。
「サメが来たなら海に入らなきゃいいじゃん」
そう言ってられなくなる。
ベテランのサメハンター、
ロバート・ショウ演じるクイント船長が言う。
「サメは何でも飲み込んじまうんだ」
ほほう、と思いながら、連休を思い出す。
今年のゴールデンウィークは
いろんな肉や魚を食った。
茨城の牧場で
ダチョウのBBQにソーセージにハンバーグ。
ひたちなかでタコ、イカ、カニ、タイなどのしゃぶしゃぶ。
福島の牧場でラム肉のBBQ。
猪苗代のコテージで鶏ももと鶏手羽に、焼きハマグリ。
松本城の近くで馬肉づくし。
伊那の山奥で鹿肉とイノシシ肉にホルモン刺し。
サービスエリアで山賊焼き。
まるでホオジロザメになったような連休だった。
『ジョーズ』は後半、
海洋アドベンチャー・バトルロマンに変わる。
サメが思いのほかでっかくて、
くそやばい気分になる中、
船の向こう側を流れ星が流れていく。
退治するつもりが、逆に
退治されそうになりながら、
三人の男たちの生きざまに感情移入させていく。
ゴールデンウィークが終わって一週間、
やっと疲れが抜けてきたところだが、
『ジョーズ』を観ていたら、
またどっか旅に行きたくなってきた。
ホウジロザメのブルース君よ、
今度は何を食えばいいいかしら。
『ビューティフルbiutiful』 [2012/04]
スペインのバルセロナに行ったのはフランスW杯の時。

日本対アルゼンチン戦のツアー。
宿泊したのがフランスのホテルではなく、
バルセロナ近郊の小さな町のホテルだったのだ。
試合観戦の前後、
バルセロナに行って観光した。
サグラダファミリアに登り、
カンプノウスタジアムを見学し、
パエリアを食べた。
日差しが眩しくて、とても華やかな街だった。
そのバルセロナで撮られた映画、
『ビューティフル』をDVDで観た。
バルセロナの裏側、
不法入国者たちが暮らしている“日陰”が舞台。
そこで生きている父親の話。
妻は躁鬱病で別居中。
小学生の高学年と低学年くらいか、
娘と息子の面倒を見ながら
非合法の仕事に手を染めて生きている。
癌で余命二か月の宣告。
二か月。
死にゆく者として、
残される子供たちのため、
ともに生きてきた仲間のために
闘いを始める。
だが、すべては裏目裏目に運んでいく。
残酷な結果だけが父親の心を打ちのめしていく。
観ていて、涙がにじんだ。
父親が可哀そうだからではない。
絶望的な現実が悲しいからでもない。
子供たちを抱きしめた時に聞こえてくる
“心臓の音”が
儚くて、美しかったからだ。
「とーちゃん、子供好きだよねー」
幼稚園から帰ってきた次男に言われた。
朝、送って行った時、
園庭でたくさんの子供たちと話をする。
公園とかで遊んでいる時なんか、
自分のうちの子供じゃなくたって頭をなでる。
くすぐるし、
手をつなぐし、
抱き上げる。
たぶんそれは、
心臓の鼓動がとても愛おしいからだと思う。
闘いに疲れて、
笑顔を見失ってしまったり、
前へ進むのが面倒になってしまった時には、
また
この映画を観ようと思う。

日本対アルゼンチン戦のツアー。
宿泊したのがフランスのホテルではなく、
バルセロナ近郊の小さな町のホテルだったのだ。
試合観戦の前後、
バルセロナに行って観光した。
サグラダファミリアに登り、
カンプノウスタジアムを見学し、
パエリアを食べた。
日差しが眩しくて、とても華やかな街だった。
そのバルセロナで撮られた映画、
『ビューティフル』をDVDで観た。
バルセロナの裏側、
不法入国者たちが暮らしている“日陰”が舞台。
そこで生きている父親の話。
妻は躁鬱病で別居中。
小学生の高学年と低学年くらいか、
娘と息子の面倒を見ながら
非合法の仕事に手を染めて生きている。
癌で余命二か月の宣告。
二か月。
死にゆく者として、
残される子供たちのため、
ともに生きてきた仲間のために
闘いを始める。
だが、すべては裏目裏目に運んでいく。
残酷な結果だけが父親の心を打ちのめしていく。
観ていて、涙がにじんだ。
父親が可哀そうだからではない。
絶望的な現実が悲しいからでもない。
子供たちを抱きしめた時に聞こえてくる
“心臓の音”が
儚くて、美しかったからだ。
「とーちゃん、子供好きだよねー」
幼稚園から帰ってきた次男に言われた。
朝、送って行った時、
園庭でたくさんの子供たちと話をする。
公園とかで遊んでいる時なんか、
自分のうちの子供じゃなくたって頭をなでる。
くすぐるし、
手をつなぐし、
抱き上げる。
たぶんそれは、
心臓の鼓動がとても愛おしいからだと思う。
闘いに疲れて、
笑顔を見失ってしまったり、
前へ進むのが面倒になってしまった時には、
また
この映画を観ようと思う。
『ハリーとトント』 [2012/04]
映画を観ていると、

感化されて何かをしたい衝動にかられることがよくある。
たとえば、スティーヴ・マックイーンの映画。
『大脱走』を観たら、砂場でトンネルを掘りたくなるし、
『パピヨン』なら、旧友に会いに行きたくなるし、
『シンシナティ・キッド』なら、コインを地面に投げたくなる。
DVDで映画『ハリーとトント』を観た。
眼鏡をかけた一風変わった老人と、
茶トラの猫が旅をする話。
といっても、
ムツゴロウさんとチャトランではない。
アメリカのロード・ムービー・コメディ。
ニューヨークのアパートが取り壊しになって、
ブルックリンかどこかの息子一家のうちにいったんは入るものの
どうも暮らしづらく、
仲の悪いシカゴの娘のところに行って抱きしめあい、
思い切って大陸を縦断して、
ロサンジェルスにいる下の息子に会う。
こうやって書くと、
家族愛を描いた涙と感動の物語のようだが、
全然違っていて、
もっとたくましくて勇気の出る話。
自分の人生を振り返りながら旅をして、
もう居場所はないのかなー、
死ぬことしか未来は待ってないのかなー、
と思ってたら、
語るべき話はいっぱいあるし、
まだまだ出会うべき人間はたくさんいるし、
どこにだって、生きてく“街”はあるんじゃん、
と気づく話。
と同時に
世代間バリアを乗り越える話なのだ。
映画を観終わったら、
知らない街の飲み屋に行きたくなった。
高知あたりの。
猫を連れていってもいい店はあるだろうか。

感化されて何かをしたい衝動にかられることがよくある。
たとえば、スティーヴ・マックイーンの映画。
『大脱走』を観たら、砂場でトンネルを掘りたくなるし、
『パピヨン』なら、旧友に会いに行きたくなるし、
『シンシナティ・キッド』なら、コインを地面に投げたくなる。
DVDで映画『ハリーとトント』を観た。
眼鏡をかけた一風変わった老人と、
茶トラの猫が旅をする話。
といっても、
ムツゴロウさんとチャトランではない。
アメリカのロード・ムービー・コメディ。
ニューヨークのアパートが取り壊しになって、
ブルックリンかどこかの息子一家のうちにいったんは入るものの
どうも暮らしづらく、
仲の悪いシカゴの娘のところに行って抱きしめあい、
思い切って大陸を縦断して、
ロサンジェルスにいる下の息子に会う。
こうやって書くと、
家族愛を描いた涙と感動の物語のようだが、
全然違っていて、
もっとたくましくて勇気の出る話。
自分の人生を振り返りながら旅をして、
もう居場所はないのかなー、
死ぬことしか未来は待ってないのかなー、
と思ってたら、
語るべき話はいっぱいあるし、
まだまだ出会うべき人間はたくさんいるし、
どこにだって、生きてく“街”はあるんじゃん、
と気づく話。
と同時に
世代間バリアを乗り越える話なのだ。
映画を観終わったら、
知らない街の飲み屋に行きたくなった。
高知あたりの。
猫を連れていってもいい店はあるだろうか。
『サン・ジャックへの道』 [2012/04]
人生の転機、というほどじゃないんだけど、

その後の生きる喜びの
“方向性”を決めてくれる出会いというのがある。
俺の場合、
その多くはお店だ。
飲食店。
ラーメン店だったり、
寿司屋だったり、
イタリアンレストランだったり。
吉祥寺に『キツネの卵』という店があった。
軽いフレンチのレストラン。
もう今は閉店してしまったのだが、
“ワインを試す日常”
という旅へ導いてくれたのはその店だった。
店へ座ると、
とりあえず、今日は2本かなーとか言う。
ワインマニアのマスターが
料理の手を止めて、
それこそ食事が出てくるのを待っているお客がいっぱいいて、
どう考えてもそんな場合じゃないだろって思うのに、
料理そっちのけで棚を開けて、
最近仕入れたワインを並べて、
試飲した感想を教えていってくれる。
うれしそうに、ゆっくりと。
映画『サン・ジャックへの道』をDVDで観た。
遺産相続のため、
フランスからイベリア半島のはじっこまで、
巡礼の旅をする3兄弟と、
その同行者たちの物語。
ガイドのギイという人が、
リーダーとして案内してくれるのだが、
この人の顔が
『キツネの卵』のマスターに見えてしょうがなかった。
映画のテーマの一つは、
「人生というものは
美しいものを楽しむために、
愛するものに出会うために、
自分が背負っている重いものを確認しながら
一歩一歩進んでいくことなのだ」
というもの。
ワイン好きのマスターが
お客の目の前にワインを並べていき、
その味を説明している作業は、
『サン・ジャックへの道』を
歩んでいる人間たちと同じだろうなと思った。
今も元気で
ワインのコルクを開けているのだろうか?

その後の生きる喜びの
“方向性”を決めてくれる出会いというのがある。
俺の場合、
その多くはお店だ。
飲食店。
ラーメン店だったり、
寿司屋だったり、
イタリアンレストランだったり。
吉祥寺に『キツネの卵』という店があった。
軽いフレンチのレストラン。
もう今は閉店してしまったのだが、
“ワインを試す日常”
という旅へ導いてくれたのはその店だった。
店へ座ると、
とりあえず、今日は2本かなーとか言う。
ワインマニアのマスターが
料理の手を止めて、
それこそ食事が出てくるのを待っているお客がいっぱいいて、
どう考えてもそんな場合じゃないだろって思うのに、
料理そっちのけで棚を開けて、
最近仕入れたワインを並べて、
試飲した感想を教えていってくれる。
うれしそうに、ゆっくりと。
映画『サン・ジャックへの道』をDVDで観た。
遺産相続のため、
フランスからイベリア半島のはじっこまで、
巡礼の旅をする3兄弟と、
その同行者たちの物語。
ガイドのギイという人が、
リーダーとして案内してくれるのだが、
この人の顔が
『キツネの卵』のマスターに見えてしょうがなかった。
映画のテーマの一つは、
「人生というものは
美しいものを楽しむために、
愛するものに出会うために、
自分が背負っている重いものを確認しながら
一歩一歩進んでいくことなのだ」
というもの。
ワイン好きのマスターが
お客の目の前にワインを並べていき、
その味を説明している作業は、
『サン・ジャックへの道』を
歩んでいる人間たちと同じだろうなと思った。
今も元気で
ワインのコルクを開けているのだろうか?
沖縄 [2012/04]
家族を連れて沖縄へ行った。

4泊5日、沖縄本島旅。
備瀬の古民家に一泊、
本部の古民家に二泊、
那覇のホテルに一泊。
真ん中の二泊、本部の古民家はご飯なしなので自炊。
朝、沖縄そばを作り、
夜は本部の魚屋さんで買った刺身と
肉屋さんで買った皮つき豚バラ肉を焼いたり煮たりして食べる。
刺身は、
味噌だれのかつお、かつおのたたき、まぐろ、赤マチ。
500円パックと1000円パック、
それに中落ちなどの300円パックがあった。
初日は刺身につまがついてきた。
二日目は、つまがなかったらしく、
キュウリが2本ついてきた。
肉屋さんでは
100グラムとか200グラムとかで頼んだら
おばちゃんが困っていた。
沖縄では、
500円分とか1000円分とかで買うのが普通なのだそうだ。
4匹の猫に魚をやりながら、
オリオンビールを飲んで、
飯を食って、
子供を寝かせてから、
泡盛を飲みながら、
仕事のために映画のDVDを観る。
『エターナル・サンシャイン』
『HANA-BI』
『TAKESHIS'』
『アウトレイジ』
東京に帰ってきたらへとへとだった。
そういえば、
猫の名前を聞くのを忘れてたなー。

4泊5日、沖縄本島旅。
備瀬の古民家に一泊、
本部の古民家に二泊、
那覇のホテルに一泊。
真ん中の二泊、本部の古民家はご飯なしなので自炊。
朝、沖縄そばを作り、
夜は本部の魚屋さんで買った刺身と
肉屋さんで買った皮つき豚バラ肉を焼いたり煮たりして食べる。
刺身は、
味噌だれのかつお、かつおのたたき、まぐろ、赤マチ。
500円パックと1000円パック、
それに中落ちなどの300円パックがあった。
初日は刺身につまがついてきた。
二日目は、つまがなかったらしく、
キュウリが2本ついてきた。
肉屋さんでは
100グラムとか200グラムとかで頼んだら
おばちゃんが困っていた。
沖縄では、
500円分とか1000円分とかで買うのが普通なのだそうだ。
4匹の猫に魚をやりながら、
オリオンビールを飲んで、
飯を食って、
子供を寝かせてから、
泡盛を飲みながら、
仕事のために映画のDVDを観る。
『エターナル・サンシャイン』
『HANA-BI』
『TAKESHIS'』
『アウトレイジ』
東京に帰ってきたらへとへとだった。
そういえば、
猫の名前を聞くのを忘れてたなー。
うさぎ映画 [2012/03]
昔っから、うさぎが好きではない。

うさぎ好きの人が聞いたら怒られそうだが。
そう、
世の中にはうさぎ好きの人がいっぱいいる。
闇金でブイブイ言わせている
ウシジマくんも、うさぎが大好きだ。
「ウサギはさびしいと死んじゃうんだよ」
と小動物のような目をした酒井法子に
テレビの中から訴えかけられたこともある。
フィクションだけじゃない、
実際にペットとして飼っている知り合いもいた。
だが、俺にはうさぎを可愛いと思う
その気持ちがまったくわからないのだ。
第一に、目の位置が嫌なのだ。
それからなぜ、鼻をひくひく動かすのだ。
耳も、長いのはいいとして、
なぜそんなに充血させているのだ。
と文句をつぶやきながら、
うさぎ関連の映画を二つ、DVDで観た。
一本目、
『ラビット・ホラー』。
清水崇監督のホラー映画。
満島ひかりがすごく熱演している。
ただ、俺の場合、
ホラー映画は主人公が熱演すればするほど
映画自体怖くなくなる傾向がある。
それに、このホラーは
観客みんなが
“よく知っているイメージを次々と押し出していく”
タイプの映画で、
それはとても有効な手段なのだが、
どっちかというと
“見たこともないものを見せてくれる”
ホラーが好きな俺としては、
いまいち鳥肌が立たなかった。
二本目、
『うさぎドロップ』。
登場人物も、カメラも、
とにかく良く走るSABUの映画。
芦田愛菜の表情に癒されたり、
微笑まされたりしながら、
心を走らせながらとても面白く観たのだが、
同時にむかっ腹が立ってしょうがなかった。
なんで、あんなにいいコなんだ!
あんな子供がリアルにいるのか!
いや、いるんだ、知ってる、存在しているのは。
だけどもおかしい、
なんで、うちのガキはあんなにもしょうがないんだ!
どういうわけなんだ!
と、
二つの感情が混在してしまい、
いまいち泣けなかったのだ。
たぶん、俺はうさぎと相性が悪いのだろう。
ま、昔食べたうさぎのジビエは美味かったが。
ボルドーワインと一緒にまた味わいたい。
どっかのレストランで作ってくれないかな。
なーんて、
うさぎ好きの人がますます怒りそうだな。

うさぎ好きの人が聞いたら怒られそうだが。
そう、
世の中にはうさぎ好きの人がいっぱいいる。
闇金でブイブイ言わせている
ウシジマくんも、うさぎが大好きだ。
「ウサギはさびしいと死んじゃうんだよ」
と小動物のような目をした酒井法子に
テレビの中から訴えかけられたこともある。
フィクションだけじゃない、
実際にペットとして飼っている知り合いもいた。
だが、俺にはうさぎを可愛いと思う
その気持ちがまったくわからないのだ。
第一に、目の位置が嫌なのだ。
それからなぜ、鼻をひくひく動かすのだ。
耳も、長いのはいいとして、
なぜそんなに充血させているのだ。
と文句をつぶやきながら、
うさぎ関連の映画を二つ、DVDで観た。
一本目、
『ラビット・ホラー』。
清水崇監督のホラー映画。
満島ひかりがすごく熱演している。
ただ、俺の場合、
ホラー映画は主人公が熱演すればするほど
映画自体怖くなくなる傾向がある。
それに、このホラーは
観客みんなが
“よく知っているイメージを次々と押し出していく”
タイプの映画で、
それはとても有効な手段なのだが、
どっちかというと
“見たこともないものを見せてくれる”
ホラーが好きな俺としては、
いまいち鳥肌が立たなかった。
二本目、
『うさぎドロップ』。
登場人物も、カメラも、
とにかく良く走るSABUの映画。
芦田愛菜の表情に癒されたり、
微笑まされたりしながら、
心を走らせながらとても面白く観たのだが、
同時にむかっ腹が立ってしょうがなかった。
なんで、あんなにいいコなんだ!
あんな子供がリアルにいるのか!
いや、いるんだ、知ってる、存在しているのは。
だけどもおかしい、
なんで、うちのガキはあんなにもしょうがないんだ!
どういうわけなんだ!
と、
二つの感情が混在してしまい、
いまいち泣けなかったのだ。
たぶん、俺はうさぎと相性が悪いのだろう。
ま、昔食べたうさぎのジビエは美味かったが。
ボルドーワインと一緒にまた味わいたい。
どっかのレストランで作ってくれないかな。
なーんて、
うさぎ好きの人がますます怒りそうだな。
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