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『翼の王国』 [2008/06]

2008年6月21日土曜日。
本日のニュース。JRAの2歳新馬戦が始まる。
今年は「メイクデビュー」という愛称がついた。
メイクデビュー函館、メイクデビュー福島、メイクデビュー阪神。
化粧品のチェーン店?

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『翼の王国』2008年6月号 通巻468号
◆今月の旅先 北海道/北京

「間口が狭い、間口が広い」
「敷居が高い、敷居が高くない」

この2種類の言葉が、ここんとこ気になってしょうがなかった。
ヤングサンデーの休刊が決まったりしたり、
新雑誌の仕事の話や、新装刊の話をしていたから。たぶん。


「間口が広い」

これはもう、いまみたいな経済的にも精神的にも不景気な時代にあって、
「間口が広い」に越したことはないと思っている。
京都の町屋みたいな鰻の寝床的な漫画や雑誌が
読んでもらえるとは思えない。
とりあえず、玄関先からでもいいから中をのぞいてもらいたいんで。

で、もうひとつのほう、「敷居が高い、高くない」が
どうももやもやしてて、頭の中でぐるぐるしていたのだ。

もともと「敷居が高い」という言葉は、
「あの家には借金してすっとぼけちまってるから入りづれえんだ」的な
不義理なので家に寄りづらい、という意味だと思うんだけど、

今はもっと広範囲な使い方で、
「フランス料理なんてやつあ、俺っちには敷居が高くてどうもいけねえ」とか、
「高級旅館なんて敷居が高いもん、民宿にしましょうよ」みたいな、
なんとなくレベルが高くて手が届かない、
みたいな意味で使われてると思うのね。
俺がもやもやしてるのは、その「ハードル高ッ!」な意味の言葉でなんだけど。

で、
最初は「敷居は高くない」ほうがいいのでは、と思っていた。
そんなもん取っ払っちまったほうがいいんじゃないかと。
漫画とか雑誌とかは
「間口が広くて、敷居の低い」ものを作ったほうが得策じゃねえかと思ったんだけど。
でもそれがもう腑に落ちないのなんの。なぜか。

そんな中で行った北海道。
一口馬主の馬選びのための牧場ツアー。
羽田から新千歳空港へ。
ANAのプレミアムクラスに乗ってみました。
特割だけど。
隣りに実の父親が座るんじゃないかと気にしながら。
そしたら、
「会っちゃうんじゃないかと思ってたんですよ、ここで」と
佐藤浩市の真似でもしなきゃなと思いながら。
もちろん父親も三国連太郎も現れませんでしたが。

で、手に取るわけですよ、『翼の王国』を。
ANAグループ機内誌。
ご自由にお持ち帰りください、っていう雑誌。
デザインとか、記事とか、写真とか、やっぱりデザインとかが好きで、
いつも読むのを楽しみにしてて、荷物が多くない時は持って出たりもする雑誌。

今号も<読者にこびない=読者を限定しない>記事が楽しくて、
自分の作る弁当の参考にしようと
みかん農家のおばちゃんが作る弁当の写真をしげしげと見てたりしてたんですが。

「ああ、敷居はあったほうがいいんじゃん」

そう思ったんですね。雑誌を広げてて。

『翼の王国』は基本、飛行機に乗ってるときのヒマツブシのための雑誌なので、
ぴらぴらぴらぴら、ページをめくっては
あっち行ったりこっち行ったりしながら読んでいくんですが、
だーっと立ち並ぶページの中で、一番好きなのが、
日本地図のコーナーなんですね。
航路が入ってる。

あー、いま、このへん飛んでんだーとか思いながら
この日本地図を見ていると、もううれしくなってしまう。
でね、思ったんですよ、

「おお、俺は今ものすごく高い敷居をまたいでいるんではないかいのー」と。
日本列島は山だらけですからのー。

アーンド思ったんですよ、とても晴れ晴れした気分で、
「またぐのが気持ちいいから敷居ってのはあるんじゃんかよー」と。
雲海を見ながら。

そして、「敷居なんてないほうがいいのでは」と一瞬思ってしまった自分を反省。
なんとなく弱気になってしまってたのかもしれない。
ほら、フリーランスなんて立場弱いから。

「きっちり敷居はありますよー、
 お客さんがビビるくらい高い敷居が。
 代金? そんなものは敷居をまたぐためのただの切符ですから、
 お金を払ったからって、またいだと早とちりしちゃあいけません。
 この敷居、一度またいだらもうションベンちびりますって。
 でも気持ちよくってやめられなくなりますよー」

そんな当たり前のことすらわからなくなってたんで、
もやもやしてたんですな、このところ。
貧すれば鈍する、というわけだ。

「間口が広くて、敷居が高い」
んだけども売れてしょうがない漫画とか雑誌とかを目指さなくてどうする!
と自分を叱咤激励させてくれるんだから、
プレミアムクラスも決して高くはないだろう。
特割だけどね。

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コメント 2

コバヤシ

野球で女の人や子どもが打席に立つと、つい山なりのボールでお茶を濁してしまいそうになるけれど、それで打たれてしまったりするとやたら腹立つし、だいたい打った方も今一つ釈然としない感じでいるしでいいこと全然ないんだ。甲子園に出たようなヤツがピッチャーの時、打てっこないのに打ちたいと思うのは、それがスゲエおもしれえからだ。人に合わすようなことは、たとえば料理を甘めで辛めでみたいな感じではとてもできないし、と言うかそもそも無理だし、でも、好きになってもらうことはそういうのから比べればまだラクで、トモオはもともとそいうの得意と思う。
by コバヤシ (2008-06-24 14:37) 

oyakata

ありがとさーん。
by oyakata (2008-06-25 00:34) 

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