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『第9地区』 [2011/02]

映画『第9地区』を録画しておいたヤツで観た。
saininoru.jpg
面白かった。
前半は特に、怖かったし。

ただ、あの巨大宇宙母船はどうやって浮いていたのだろう?
20年もの間、なんのエネルギーを使って浮かんでいるのだろう?
その点が、なんとなく符に落ちなかった。

日産から今月発売された電気自動車<リーフ>を
レンタカーで借りて、伊豆伊東へ行った。

往路は何事もなく行った。
途中、大磯の町役場で急速充電30分をして、
伊東のホテルに着いた時には
バッテリー残量も「残り50キロ」で、ほぼプラン通りだった。

ところが。
翌朝、チェックアウトして、電源を入れたところまではよかったのだが、
ギアがドライブに入らないのだ。
バックにも入らず、ニュートラルになってしまう。

レンタカー屋さんやらカスタマーセンターやらに何件か電話して、
結局「電欠=バッテリーがなくなってしまった」
という結論に至り、
レッカーを呼んでもらって、近くの日産販売所に移動、
そこで急速充電をして、
やっと再び動くようになった。

なぜ?
昨日は50キロぶんも残っていたのに、
電気はどこへ行ってしまったの…!?

予定より3時間遅れで復活したリーフに乗っている最中、
どんどん疑問と不安がふくらみ、
それはいつしか電気自動車への不信感へとつながっていく。

また、すぐに電気不足になって
動かなくなってしまうのではないだろうか……

しかも、伊豆に急速充電器はあまりないらしい。

もしも熱海の前後で渋滞にでも巻き込まれたら、
急速充電する場所もなく、
途中で動けなくなってしまうのではないか?

とりあえず行く先を、
急速充電器がいくつか存在するはずの神奈川県平塚に設定して、
ナビに誘導してもらおう。

すると、ナビは、
真鶴半島あたりの渋滞を知り、
山の中のスカイラインを選択した。

ちょっと迷ったが、従った。
もう不安のせいで弱気の虫なのだ。

自転車をこいでいる時も思うが
坂道、というのは大変なもんなのだ。
バッテリー残量がどんどん減っていく。
これはおかしい、おかしいんじゃないかリーフ君よ!
と心の中で叫んでも、
真面目に朴訥に電気を減らしていく。

山の頂点に着たくらいで、残り30キロ。
いつのまにか100キロぶんくらい電気を消費していた。
ここから平塚まで30キロでは絶対行けない。
俺がそう思うまでもなく、
あんなに頼りにしていたナビも、
たぶん無理だと教えてくれる。

おまけに長男は車酔いで泣き叫ぶし。

寒風が吹く暮れかかった山の上で長男と車を降りて、
しばし酔い覚まししながら、
ここまでレッカーは来てくれないだろうなと思った。

電気がなくなったら暖房も使えない。
家族4人、まさかこんなところで……

『第9地区』だなーと戦慄しながら、
ECOモードで、暖房もつけず、ラジオもCDも聴かず、
電気を節約しながら山を走っていく。

意外と、下り坂は思いのほか距離が稼げる。
電気を貯めながら走れるのだ。

それでもやはり、「25キロ未満」の危険ゾーンに入っていく。
目指すところは電話で教えてもらった「箱根の体育館」。

夜6時を過ぎて、果たしてやっているのだろうか?
体育館が?

うっすらと事務所に電気がついていた。
おじさんがいた。

マジ、ギリギリだった。

その後、長男がついにゲロをはいたり、
厚木市役所で充電したりして、
ようやく三鷹に帰ってきた。

もっと充電スポットが増えたり、
車自体のバッテリーが大幅に増えないかぎり、
もう電気自動車はレンタルしないだろうと思った。
特に長距離を走る時には。

『第9地区』の巨大UFOはどうやって浮いているのだろう?

エビ宇宙人の武器技術よりも、
あのエネルギー技術をとりあえず盗んでほしいなとも思った。


雪道 [2011/02]

雪の道の歩き方は二種類ある。
yukimichi.jpg
一つは、誰か人が通った跡や車が通った跡をたどる歩き方。

もう一つは、誰も踏んでいない雪の上を選んでいく歩き方。

仕事の打ち合わせが終わったら、
驚くほど雪が積もっていた。

夜12時。
西武新宿線の上石神井で降りて、
タクシーに乗ろうかと思ったらずいぶん並んでいたので、
吉祥寺まで歩いていくことにした。

途中、カップルが雪ダルマを作っていた。
数台、タクシーの空車が通ったので乗ろうかなとも思ったがやめておいた。
吉祥寺駅近くまで来たところで路線バスにも抜かれた。

吉祥寺に着いたら、12時45分。
行きつけの気安いバーをのぞいたらまだやっていたので
お邪魔してバーボンソーダを3杯飲んだ。

のどの乾きも癒されたので、
井の頭公園を通って帰る。
ビショビショの雪を踏みながら帰る。

湿った雪の重みでやられたのか、
5メートルくらいの長さの枝の束が折れて落ちていた。

雪を踏んで歩きながら、
俺って、本当に吉祥寺が好きなんだなあと思った。
つまんないところもいっぱいある街だけど、
まだまだ踏み足りないところもいっぱいあるなあと思った。


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