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宝塚記念 [2011/06]

明日は宝塚記念。
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先週の土曜日、
長男の小学校のオヤジが集まる会があって、
初めてその会合に参加した。

夏休みの頭に、
子どもたちが学校に泊まるキャンプがある。
その仕切りをするのが
在校生の父親たち有志なのだ。

まず、キャンプについての話し合いがあって、
その後に飲み会がついていた。

小さな街の小さな居酒屋。
30人くらいの父親たちが集まり、飲む。

初めての体験。
ひどく、面白かった。

基本的にはみんな自分の子供が好きだし、
育児もそれなりに好きだし、
なにより父親という立場を楽しんでいるのが
とても強く感じられた。

ぐるぐる席を移動しながら、
いろんな父親と飲んで話をして笑っていたのだが、
たまたま並んだ三人が
『俺たちの旅』ファンであることを知って
驚きながら握手したりした。

いつまでも忘れられないもの、
たとえば“理想の青春像”なんかを抱えているのも
オヤジの特権だなーと思った。

明日の宝塚記念は
オヤジに注目している。

アーネストリーは、
宝塚記念を勝ったグラスワンダーが父親。

騎乗する佐藤哲三は
ボートレースも大好きな職人肌のジョッキーで、
馬を育てながら乗る姿勢や、
人気馬に真っ向から挑むレースぶりは、
俺のなかではオヤジっぽさナンバーワン。

ついでに管理する佐々木晶三調教師も
笑顔の裏にガンコさが感じられてリアルオヤジっぽい。

子供=アーネストリーを信じ抜くような
闘いっぷりを見てみたいなーと思っている。



鉛筆削り [2011/06]

久しぶりに長男が叱られて泣いた。
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夕飯前、明日の学校の準備をしていた。

いつものこと。

時間割りをそろえ、丸くなった鉛筆を削る。

その鉛筆削りだが、
次男が「削らせて!」と申し出て削ることが多い。

のだが、今日はやりたくなかったらしい。

長男が「削って!」と言っても、
「ヤダ、削らない」と断ったのだ。

したら、長男が
「なんで削らないんだよー」
と次男をぶったのだ。

それを見ていた母親が叱ったところ、
ちょっとの間があって、長男が泣き出した。

「やることいっぱいあって忙しいし」
(時間割りを合わせて、鉛筆を削るだけだが)

「俺、すごく疲れてんだから」
(学校から帰ってきて疲れているのにもかかわらず、
 友達と遊びに行ってサッカーをやったのは長男自身なのだが)

「疲れてもいないし忙しくもない弟が
 鉛筆を削るのは当たり前だろ!!」

というのが、ヤツの言い分。

それに対して、
時間割りを合わせて鉛筆を削るのは自分がやるべき仕事でしょ。
と、母親に当たり前のことを言われて、

「そんなのおかしいよ!」
とキレたのだ。

長男の論理によると、

「忙しい人や疲れてる人を
 別の人が助けたり手伝ったりするのは正しいこと。
 それを、
 忙しくもなく疲れてもいない人がやらないのは悪だ」

ということなのだ。

うむ。
“倫理”や“感情”としてはわかる。
が、“正義”としては明らかに間違っている。
だが、そう言ってもまったく納得できないらしい。

どうやって話をすればいいのかな…
考えているうちに、自分でも思ってない言葉が出た。

「いいんだよ、無理して削らなくても、鉛筆」

えっ!? と自分が思った。

「誰かに、手伝って、と頼むのはオッケー。
 ただ、それを断られたからって怒っちゃいけない。
 もしお前がどうしても疲れてて削れなくて、
 その上、誰かに頼んで断られたら、
 そん時はもう、鉛筆削らなくていいから」

いいのか?
そんな甘いこと言ってやばくないか?
ここは、自分できちっと削らせるべきではないのか?
『鈴木先生』風に自分に問いかけている自分がいる。

「で、
 明日の朝、学校に出かける前に削ればいいんだけど…
 その時、もしもまだ疲れてたら
 やっぱり削らなくていいんだよ」

長男が泣きながら困惑している。
それじゃ、学校行って困るじゃん。

「学校も行かなくてもいい」

え?
長男の困惑に拍車がかかる。

でも、代表とかだったらどうすんの?
プール当番とか、いろいろな“代表”があるらしいのだ。

「いいんだよ、代表も誰かが代わりにやってくれる」

思わぬ展開のせいか、
より激しく泣き出す長男。

「だからさ、鉛筆、削らなくていいよ」

なんで…?
なんでそんな話になったのか俺自身わからないまま、
長男が泣き止むのを待ち、
夕飯を食べたのだが…

その後、公園で腰痛予防の後ろ歩きをしている時に気づいた。

長男に言った言葉は、俺自身に言っているのだ。

たぶんみんなと同じだろう。
ずっと、もどかしさや罪悪感を抱えている。

被災者のために何かしなくていいのか?
原発に対して動かなくていいのか?

起きている時、頭の中の半分は占めていると思う。

もしかしたら、
長男が言い出した“正義”のもとは
そんな俺たちにあるのかもしれない。

鉛筆を削れる人が削るのが正義だろ…と。

そんな長男を見ていて、
“鉛筆を削らなくていい時”が必要だと思ったんだと思う。

長男にも、俺にも。

寝る前、
絵本を読む子ども部屋に入る前、
長男は何事もなかったかのように
普通に鉛筆を削っておりました、
とさ。


安田記念 [2011/06]

46歳、独身貴族。
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大学時代の友達に会いに、埼玉の長瀞へ出かけた。

川や自然、カヌーにすっかりハマり、
東京のアパートを引き払い、
荒川のそばに住んでしまった男。

引っ越し先のアパートの部屋の中は、
独身貴族の気ままさで埋まっていた。

その友人が、来週また、被災地、石巻のみなとへボランティアに行くとのこと。

映画などのDVDを観るための上映機材を避難所に設置するため。

で、そのついでに、
避難所の食堂に作られた〈図書館〉に、
オレん家で眠ってる漫画を置かせてもらおうと思って、
仕事で読んできた『ドラえもん』や『らんま1/2』、『鉄腕アトム』など、
ダンボール三箱分のコミックスを友人宅まで運んできて、
石巻行きのハイエースに積み込ませてもらったのだった。

明日は安田記念。

一番人気は、可憐なプリンセス、アパパネ。

長瀞で久しぶりに友人と話したせいか、
アパパネでなく、
他の男馬の単勝を買いたい気分。

学生の頃一時期、ヤツはこんな口癖を持っていた。

「おふくろと、妹と、そして、俺が惚れた女には、
迷惑かけたって…何したっていいんだよ」

それがカッコイイのかはわからんし、
実際、そう行動していたのか知らないが、
確かに、あの言葉にはある種のロマンがある。

なにかとやたら女達に追いかけられていた
友人のような馬…
シルポートの逃げに賭けるか?

優しいイケメンの裏側に、
伊達男のプライドを隠し持っている感じの白馬…
ジョーカプチーノのダンディズムを信じるか?

いくつになっても落ち着かない
気まぐれなベテラン…
スマイルジャックに一票を投じるか?

友よ、お前だったら
どの馬を買う?


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