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『旅の手帖』2008年1月号 [2007/12]

2007年12月30日日曜日。
本日のニュース。高校サッカー、都立三鷹高校が開幕戦に出場、初勝利。おめでとう!

昨晩、大学時代の友人との忘年会で飲みすぎ、午前中は役立たず。
応援に行こうと思っていたサッカー、三鷹高校の試合も観戦とりやめ。
次男も発熱気味なので。


『旅の手帖』2008年1月号 交通新聞社 JRグループ協力 580円
◆温泉大特集!
その一[もう一度、箱根へ]
その二[関東・関西 楽しい温泉!]
★別冊付録[おいしい旅みやげ 取り寄せカタログ]

毎年、大晦日には友人を招いて、紅白見ながら一足早いおせちを食べて、
明けて翌日、元旦は雑煮を食べながらサッカーの天皇杯を見る。
んで、2日か3日か4日あたりからどっか旅行に行く!
というのがここ10年くらいの正月のすごし方。
どこへ旅行するのかは、まあ年が明けてから適当に考える。
だけども、新年の正月は子供が二人、
ヤツらを連れて果たして旅行できるのかどうか……
という不安からか、いまいちノリが悪い感じの心理状態で購入したのが『旅の手帖』。
だがしかし、うーん、この雑誌を眺めていても、どうも心が晴れてこない。

今号の『旅の手帖』は、どうも正月を意識しすぎではないかと思う。
別におせち料理が載っているわけではないのだが、
なんとなく<家族旅行>のにおいが強すぎるのだ。

「箱根だったらすぐ近くで便利だし、なんだったら日帰りでも行けるし」
「家族そろってだと人数多いからあんまり高価なところは行けないよね」
「イベントや遊戯施設のある温泉宿だと、子供も大喜び、お父さんも安心でしょ」
みたいな気遣いが感じられるというか。

雑誌、特に“旅雑誌”の意味というか役割ってのは、
<行ってみたい気にさせる>のと
<行った気分にさせる>ことだと思う。
もちろん「どこどこの観光地や温泉や宿がいいのかな?」という人に対して提示する
具体的な情報は必要なのだが、
雑誌だけで十分な情報を網羅することはそもそも無理だし、
読者も現実的な情報はそれこそサイトやら旅行代理店やらでゲットするんだと思う。

だから、どうせ新年早々の温泉旅を紹介するのならば、
「一生に一度! 超豪華★禁断の温泉宿」
「一生ぶんのカニを食い尽くせ! にっぽんカニ自慢旅」
「一生夢気分! 365日温泉三昧の日本一周旅」
みたいな、
ふざけんなよ、こんな旅に誰が行けるんだよ!
庶民を馬鹿にすんのもほどほどにしやがれってんだ!
あーあ、格差社会ここに至れり…ってか!?
という怒声が飛びかうような誌面を見たかったわけですよ。
夢みたいな話を聞いて、くそーっと思いながらも
自分なりの旅行をプランニングするのが楽しい、ような気がするんで。
実際には行けないとしてもね。

さてさて、あけましてどこ行こっかな。
つーか行けないかもしれないけど、気分だけは盛り上げよっと。


『フリマガ』第2号 [2007/12]

2007年12月27日木曜日。
本日のニュース。俳優のオダギリ・ジョーと女優の香椎由宇が結婚するぞ会見。
二人は同じ誕生日、2月16日生まれの水瓶座同士。
水瓶座は「年齢とか上下関係をもっとも気にしない星座」だったと思う。

「こんなの作ってんの、見てみてよー」
先日、出版社の忘年会でもらった一冊の雑誌。
タレントのMEGUMIと、そのマネージメントとかをしてるOKAMAIが作っているフリーマガジン。
たまには無料の雑誌でもまいっか、という感じで番外編的感想を。


FREMAGA『フリマガ』VOL.2 編集&発行:め組
◆特集は一発テーマで「旅」!

ひとことで言っちゃえば、
タレントやモデルやミュージシャンや写真家やデザイナーなどの著名人が
好き好きにページを構成している“手作り雑誌”。
今回のトータルテーマは
「TRAVEL FOR LIFE」。
つーことで主催のMEGUMIは京都&コンドーム工場を旅してリポート。
鞍馬の天狗になったり湯豆腐を食べたりコンドームを作ったりしている。

読んだ感じというか、持った手触りというか、
眺めた感じは、俺にとってはいい意味で昔っぽい。
誌面の大きさや紙の影響もあるんだけど、ページをめくりやすい。
どうしてもその、
「業界人が作ってるのって、なんかヤダナー」
的な先入観というかイメージがあったんだけど、どちらかというと懐かしい匂いがする。

なぜかと考えてみるとそれはやっぱ
「自由っていいよね。自由になりたいよね」
という普遍的テーマまっしぐらの写真と記事だらけだから。

正直、書いている人たちの顔は、さほど見えてこない、わからないんだけど、
彼らが飲み屋とかの隣の席でワイワイ話していてもイヤな気はしないだろう。

自分の好きなことを楽しそうに話していて、
その上で他人の話も楽しく聞ける人たちっているじゃん。

ただ、あんまり楽しそうなので妬ましい気持ちとか出てくるかもしれないけれど。
かといって彼らの話に参加したくなるかというとそうでもない。
たぶん、行きたい旅の行き先がちょっと違うんだろう。
もちろん、どっかの旅先ですれ違ったり交差したりすることはあるかもしれない。
そん時に「あれ? なんか前会ったことあるような気がする」とか思うのかもしれない。

とりあえずは
「俺の行きたい旅先ってどこかなー」とか、
「俺の欲しい自由ってどんなんかなー」とか、
具体的な意味でも抽象的な意味でも想像するきっかけにはなるかもしれない雑誌。
ただし答えは書いてありません。
出かけてみないとどーなるかわからないのが旅の醍醐味ですから。
「あ、あと、結婚もそういうもんかもしれないよ」
と勝手にこっそりオダジョー&香椎由宇にエールを送ってみる。
超大きなお世話だな。

この雑誌、服屋さんやグッズ屋さん、レストランや食堂、
渋谷のタワーレコードとかに置いてあるそうです。


『TITLE』2008年2月号 [2007/12]

2007年12月23日日曜日。天皇誕生日。
本日のニュース。有馬記念は穴馬、マツリダゴッホが優勝。

三連単は80万馬券。あと一歩のところで危うく400万勝ちそうになる。マジで。
あぶないあぶない。


『TITLE』2008年2月号 文藝春秋 580円
◆雑誌は挑発する!「読まずにはいられない『元気な雑誌』大特集。」

「獲れなくてよかったのか、それともやっぱり獲ったほうがよかったのか…」
有馬記念の馬券のことを軽く引きずりながらコンビニへ。
で、“雑誌について特集している雑誌”を発見。
『TITLE』。
おしゃれな感じなので買ったことのない、でも遠くから眺めていた雑誌。
わりと本気で迷ってからレジへ。

「苦手なんだよなーこのカタカナたち」
読んでいる途中、ずっとそんな気持ちだった。
アート、カルチャー、クリエイティブ。
この言葉が特によく出てくる。
日本語で言えば、芸術、文化、創造性、か。
この同じような意味の言葉がぐるぐるぐるぐる頭を悩ませる。
だんだん読んでるうちにつらくなってくる。
逆に、ラーメン、ギャンブル、オッパイ、
同じカタカナでもそういう言葉にはついつい興味を引かれて集中してしまうのに。

20代の頃はアートとかクリエイティブ関係の言葉にも
がんばって反応してたと思う。まだ精神的な体力があったから。
自分の能力開発に対して興味や希望があったから。
でも、今は難しい。
そういう言葉の前で、ぐっとこらえて逃げ出さず、
自分に照らし合わせて考えることがつらくなっているのだ。

この雑誌が今回の特集で言いたかったことは
「雑誌はもう今全然売れていないけれど、
 感覚を刺激したり、眠ってる能力を開発するためには、
 雑誌にはまだまだ可能性がいっぱいなんですよ」
ということだと思うんだけど、逆読みすると
「自分の能力開発に興味のない人には、雑誌はもう要らないんですよ」
と言い切っているようにも思える。

競馬の調教師のコメントで、
「距離は長いかもしれないけれど、折り合いがつくタイプなので克服できる」
というコメントが実は
「折り合いがつくタイプだけど、距離には不安があるので勝てないだろう」
と言ってる感じで。

だから「雑誌の未来ってどうなの?」という心配と興味のもとで
このブログを書いている俺としては、読んでいるうちにずーんと心が重くなってくる。
一見、前向きな感じのこの雑誌が実はすごく後ろ向きに見えて。

やっぱり有馬記念、400万当てればよかったかな。
ま、当てようと思って馬券買って、結局当たらなかったんだけど。
レース後、2着ダイワスカーレットの安藤勝巳騎手がコメントで
「やっぱり距離がちょっと長かったのかも」みたいなコメントを残している。
2着でも十分だと思うんだけど、勝てなきゃやっぱり悔しいんだろうな。
来年の有馬記念ではどうやって乗って勝ってやろうかとか
実は考えているのかもしれない。
そういう現実的に前向きな雑誌が読みたくなりました。


『女性セブン』2008年1月1日号 [2007/12]

2007年12月19日水曜日。
本日のニュース。韓国で大統領選。野党ハンナラ党のイ・ミョンバク候補が当選。
経済回復を期待されての当選。日本はどうだ?
サッカー日本代表、岡田ジャパンが初練習。

さまざまな“日本代表”で
監督の名前をつけて“ほにゃららジャパン”と呼ぶのすっかり定着しましたが、
俺的には「ひろみジャパーン!」だけがホンモノ。
もちろん郷ひろみね。
総理大臣の福田康夫もたまには「福田ジャパン」とか呼んでもらいたいんじゃないかな。
応援な感じで。

『女性セブン』2008年1月1日号
◆表紙で一番でかい記事「誰も知らない素顔 福山雅治38歳の男前力」
保存版カラーグラフ「アイドル猫 暖 写真集」

初めて買って読んでみたのだが、正直とても感心した。
これはプロフェッショナルだと思った。
表紙を見てもらうとわかるのだが、すげえ盛りだくさんな感じがするでしょ。
「これ、俺読みきれるのかな…」とちょっと不安になる。
実際、記事はいっぱい詰まっているのだけど、これがとても簡単に読み切れる。
で、読み終わった後、ほとんど中身を覚えていない。
そこが何よりすばらしい。

いや、深刻な話やとてもためになる訓話も載ってるんですよ奥さん。
夫の死、闘病日記、年金問題、子育ての方法論、話題の貧困スパイラル--
だけども、記事の入り口と出口、取り上げ方書き方が
“ひまつぶし”に徹底してるんです。
ゴシップも、世相を映す暗い話も、猫の顔も、岡田准一も
せんべいやポテトチップスやお茶やみかんに合うように作られている。
だから、何も残らない。だから、リラックスできる。だから、ひとときしあわせ。

皇太子妃雅子さま(44)の記事も、
言葉だけはものすごーく日本語の勉強になるような丁寧語、尊敬語の嵐なんだけど、
そこは<アイドルねこ>を見るような視線で書かれているんで、
こたつの脇に、素敵な笑顔でたたずまれていらっしゃる、ような気がしてくる。

そんな超リラックスした雑誌の中で、唯一ドキッとさせるページがある。
テレフォン占いの広告ページ。
実は<テレフォン占い>というものすら知らなかったんですが。
女性占い師たちがずらずらずらずら~と並んでこっちを見てる。
イケメンっぽい男&猫占い師?も見てる。
この視線の嵐と真っ向から向き合って、
「私の将来を託すのは誰にしようかな…」
と真剣に考えている読者がいるのかと思ったら急激にストレスがたまってきた。

ので、皇太子一家の笑顔の写真と、猫の写真と、
福山雅治の写真を見て、もう一度和んでみました。
いやマジで、将来のこととか、お金のこととか、危ない事件のこととか、
不安いっぱいの日本じゃないですか、今。
そんな中で生きていくためには、ガチンコで戦うのも必要だけど、
女性セブン片手にみかんとか食って
だらだらだらだらと時間つぶすこともすげえいいんじゃないかと
思ったんだけど、今手元にみかんがなくてすげえ残念。


『TV BROS.』12・22/1・7 [2007/12]

2007年12月17日月曜日。
本日のニュース。Jリーグ、ベストイレブン発表。浦和から5人。MVPはポンテ。
岡山の銀行で女性準行員が100万円、下着に入れて持って帰る。
1000万は下着には入らないことがわかった、ような気がする。

電車の中で雑誌や本を読まなくなってからどのくらいだろう?
何かの理由が集まって、もしくはさまざまな理由にこじつけて、
電車の中で活字を追うのをやめたのだ。10年位前かな。
「絶対もう読まない!読まないったら読まないんだ俺は!!」
みたいなこだわりがあるわけじゃないので、
必要であれば読んだり眺めたりしてもいいんだけど、それをしてないってことは、
つまりは「そんなに必要じゃなかった」ということなんだろう。
雑誌とか本が。

『TV BROS.』12・22/1・7 年末年始超(チュー)特大号 特別定価230円
◆特集「2007年 みんなまとめて謝罪総決算!!」

まさに師走。占拠されるコンビニの雑誌棚。
何種類もの<テレビ番組ガイド>がどどどーっと並んでる中で、
うーんうーんうーんと軽く悩んだふりをして、久しぶりにテレビブロスを手に取る。
「やっぱテレビブロスでしょ。つーか他のテレビ雑誌って知らないし」
という個人的な納得感を胸に、レジへ。
特別定価の230円を支払おうとした時、軽い違和感。
「あれ? この雑誌、買ったことあったっけ?」
買ったことはある、と思う、けど、それって誰かに頼まれて買ったんじゃない?
そうそう、だってこの雑誌、俺的にはいつも立ち読みしてただけだもん。
コラムを読むのが楽しみで。

電車に乗るときはもちろん、トイレとかラーメン屋とか、
とにかくどんな時でも雑誌や本を持っていた時期があった。
活字中毒っていうの?
その頃、テレビブロスのコラムがおかしくって、毎号コンビニで立ち読みしていたのだ。

今考えると、<テレビ番組ガイド>ほど、
立ち読みが似合わない雑誌はないんじゃないだろうか。
だって、「ふがー、今日はどんなテレビがあるかな?」とあくびまじりで考えて、
わざわざコンビニ行って立ち読みして、
「ふむふむ、今日はこのドラマと、このバラエティと、このニュースを見てやるか」
なーんて確認して帰るのはめんどくさいもん。
それを立ち読みさせるんだから、『テレビブロス』はなかなか偉大である。
というより<テレビ番組ガイド>として地位失格? 

そして、その伝統は変わりなかったのだ。
爆笑問題や細野晴臣など豪華連載陣が「謝罪」スペシャルと称して、
好き勝手な対談やらコラムやら企画やらを実に楽しげに発表している。
また、変なペンネームのライターさんたちも、
自分が好きだからやってる感じで記事を書いている。
今年一年のいろんな人たちの「謝罪」を並べたチャートを見れば、
年末にテレビでやるだろう<年間ニュースランキング>みたいなのは
まったく見なくて済むような気分になる。
つまりは、「テレビを見なくていい気分にさせる」テレビ雑誌なのだ。
ま、俺的にはですけど。

松尾スズキが超人気のガッキーに変装したり、
藤岡弘が日本人に生きる指針をくれたりと、
テレビ欄以外のところで確実に230円の価値はあって、
テレビ欄は「あくまでオマケ」なんだなーと。
ついでに2008年一年分の星占いも掲載されてるので、すごく得した気分。
表紙のキャッチは
「今年のおわび、今年のうちに。年末年始のテレビ誌はコレ!」

ごめんなさい。
今まで立ち読みばかりで。
あと、テレビ欄、この年末年始もたぶん使わないと思うけど。
ま、謝ることじゃないかもしれないけど。
表紙の<爆チュー問題>の二人に小さな声で
「ごめんなさい」と言ってみると、なぜか心が晴れてきた。



『SPA!』2007年12月18日号 [2007/12]

2007年12月12日水曜日。
本日のニュース。橋本徹弁護士、大阪府知事選に立候補表明。

自分の書いたブログを読み返してみると、
意味不明っていうか、何を書こうとしているのか自分でもわからないままに
書いてしまっているのがわかる。
ま、それはそれでいいのだろうが、世間のブログを書いている人たちは
その辺のなんていうの、「あー、何なんだこれは俺は私は」みたいな
気持ちとどう対面してるんだろう?

『SPA!』2007年12月18日号
◆特集「[会社の横暴]に逆ギレする方法」
★女が望む[愛のあるSEX]の正体
●[料理ができる男=最強]は本当だった!

たぶん今、日本で一番売れている男性雑誌だと思うのだが、
もしそうだとすると、
「そんなに今の男たちは勉強したいのか!?」
という疑問というか、感想というか、うーむ…という気分に支配されてしまう。

この雑誌は講座というか、講義というか、テキストというか、
とにかく“教科書”なのだ。
みうらじゅんとリリーフランキーがグラビアの見方を講義すれば、
田中康夫が現代社会の問題点について日記形式で語りまくる。
その科目は、政治からキャバクラ、映画に車にSEXと多種多様で、
すべての題材を網羅しようという意気込みがある。

で、我々学生たちは自分の取りたい授業を取り、
あるいはその講義を聴きたいと思う教師の話を聞くかように
雑誌のページをめくっていくわけだが……
俺にとって問題は、2時間かけて雑誌を見、つまりはその授業を受けたにもかかわらず、
何にも身についてない感じがすることなのだ。
だってさ、ホントの学校だと、授業をいっしょに受けてる友達がいたりして、
いっしょに学んでいってることの確認ができるじゃない。
例えば特集2の「愛あるSEX」の話も、
いろんな人のコメントは出てくるのだけれど、
編集部もしくはライターの感想や気持ちや驚き、
「え、そうなの!? 知らなかった! 勉強になったな今日はー」
みたいな要素がないので、中身はどうあれ
「なんかずいぶんつまらない講義だったな…」
と一人つぶやきながら教室を出る、しかない感じなのだ。

学習の場ですから、別に友達がいなくたっていいんですけど、
もう少し授業を受ける楽しさを教えてくれないと、やっぱ欠席しちゃうかな。
別に単位取れなくてもいいし。
あとはもっと面白い先生を用意してよと他人のせいにしたくなったり。

あ、こんなこと書いてるから学校を卒業できなかったんだなと今思った。


『KING』2007年12月号 [2007/12]

2007年12月8日土曜日。
本日のニュース。Jリーグ入れ替え戦第2戦、京都が0-0で広島と分けて計2-1で昇格。

少し前に、東京吉祥寺にある行きつけの小汚いバーで
「雑誌ってどう? 読んでる?」と20代の男たちに聞いたところ、
予想通り全然読んでないとの答えで、やっぱりなと、
もう男性用雑誌、特に総合情報誌は消える運命かもしれないと思った。
そういう状況の中で、去年2006年9月に創刊、
VOL.15までやってきているのが講談社の『月刊キング』。
初めて、買ってみた。

『KING』2007年12月号
◆大特集「男を鍛える365本 映画漬け!!」

すごーく簡単に言えば、映画好きな著名人がみんなでよってたかって好き勝手に
「自分の好きな映画について語る」というのが今号の特集。
前回の『ROADSHOW』に比べて、はるかに映画を観たくさせる。
んで、自分の好きな映画のことを誰かにしゃべりたくなる。
もちろん、それは俺が男だからだろうが。
で、その著名人たちのほとんどが30代前後。
つまり、その世代とチョイ若い世代、20代後半から35くらいまでの
“団塊ジュニア”(団塊の世代を親に持つ子供)がこの雑誌の読者層というわけ。
吉祥寺のバーで「雑誌、読んでないっすねー」と言っていた彼らたち。

で、この雑誌が売れてるのかどうかは知らないんだけど、
もしさっきのバーのカウンターに置いといたら、彼らが眺めるのかどうかが気になる。
なぜ気になるかといえば、俺には面白かったから。
読み応えもあるし、ひまつぶしな軽さがあるんだけどついついページをめくりたくなるし。
男同士、誰かと一杯やりながら映画について語り合ってみたくなるし……
というシュミレーション効果がちゃんとある雑誌なのよ。
そんなマイ素敵雑誌なのに、
せっかくこっそりカウンターに置いたりしてるのに、もしも誰も手に取らないとしたら、
これは俺的にピンチな気分になる。
「おっさんの話はもうちょっと聞きたくないんすよ」
なんて心の声が脳を占拠するかもしれない。

ただこの雑誌、後半になると年齢層がぐんぐんあがってくる。
登場する人も、読み物を作ってる人も、読者層無視な感じになっていって心地よい。
夢枕獏が釣りをしている様子をいけしゃあしゃあと普通に見せる。
後半は「おっさんの話」を聞きたくなけりゃ聞かなくたっていいんだよってなもんだ。

で、記事の中で一番面白かったのは、
鈴木宗男(衆議院議員)と佐藤優(起訴休職中の外務事務官)の対談。
<「男」が伸びるマガジン>という雑誌コンセプトにもっともふさわしい。
好き勝手に生きてきたおっさんだけが「男」を伸ばせるんだなあと。
年齢とか世代とか気にしてると最高の友達なんてできねえよ、と説教してくれる。
んで、二人の関係は映画『男たちの挽歌』に喩えられている。
でも、挽歌って言っちゃっていいのかとも思うが。

今日は、力道山が刺され、ジョン・レノンが撃たれ、南伸介が死去した日で、
名古屋章、杉浦直樹、藤村俊二が生まれた日。
34歳の誕生日を迎える稲垣吾郎の映画評が辛口で面白い、と
本日売りの『日刊スポーツ』で特集記事にされていたが、
誕生日については何もかかれていなかったのが気になった。


『ROADSHOW ロードショー』2008年1月号 [2007/12]

2007年12月6日木曜日。
本日のニュース。アメリカでまた銃乱射事件。ショッピングモールで8人死亡。20歳の犯人は自殺。
有馬記念、ファン投票1位にウォッカ。3歳牝馬初。

マンガ喫茶の横にカフェがついている--
そういう喫茶店で仕事の打ち合わせをしている最中、
40分ほど中空きがあったので、雑誌を手にする。

『ROADSHOW ロードショー』2008年1月号
◆特集「ゴシップ大好き! 2007ハリウッド・ニュースの真相を追え!」
★『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』DVD大解剖

「これ読んでても全然映画が観たくならないんだよなあ」
ページを閉じて、一緒に仕事をしている編集者に言った感想がこれ。
ブラッド・ピット、アンジェリーナ・ジョリー、ジョニー・デップ。
ナウ、絶対欠かせない3大スター、彼らのプライベートが一番の見もの。
他にも俳優・女優(誌面では一様に"セレブ”と呼ばれている)の私生活や生き方や、
怪しげな噂やらが雑誌の核になっている。
うーん。映画雑誌ってこういうものだったんだろうか。
そんな気もするし、そうでもない気もするし。
子供の頃を思い出す。

今から30年前くらい。
小中学校の友達に映画好きがいて、掃除の時間によく話していた。
「俺はジョディ・フォスターがいいと思うね」
「いや、テイタム・オニールの方が絶対かわいい」
「ちょっと待って、イザベル・アジャーニじゃないか、一人を選ぶとすれば」
少年たちが鼻の穴を広げて主張しあう。
そんな論争のネタ元になっていたのがこの『ロードショー』と
そして『スクリーン』だったと思う。

豪華なハリウッドを感じさせる『ロードショー』となぜか隠微な『スクリーン』。
映画というものにあこがれていたのは間違いはないが、その一方で
<ポルノ映画>を写真つきで紹介している青い印刷のページが実は実は重要で。
そういうものも含めて、大人の世界に触れている気分がたまらなかったんだと思う。
だから、雑誌を見て「激しく映画を観たくはなっていた」んだけれど、
それだからといって実際に観た映画はそんなになかった、
つーか観なくたって全然オッケーだったのだ。

そして現在。
「この『ロードショー』を読んだために映画を観たい」とは思わなくたって
やっぱり全然オッケーなんだろう。
どちらかっていうと、映画やDVDを観た後に、
出演してる俳優や女優のゴシップ記事を読んで楽しむ感じのものなのだ。
逆に言えば、映画自体が“ハリウッド・セレブ”と呼ばれる人たちを
ワイドショー的に楽しむための素材となっているわけ。
女性の欲望が日本の消費を支える今、当たり前の話。
少年たちのあこがれたものでは商売にならない。
30年前とはやっぱり変わっているのだから。

かと言って、俺自身が30年で変わったかというとそんなことなかったりする。
インタビューに答えているジョディ・フォスターの写真を見ながら、
「やっぱりジョディが最高なんだよ、な」
なんてニヤけてたりするわけだからさ。


『おともだち』2008年1月号 [2007/12]

2008年12月4日火曜日。
本日のニュース。脳梗塞で倒れたサッカー日本代表のオシム監督が言葉を発す。
「試合は?」
紅白歌合戦の出場者決まる。2回目出場の寺尾聡は何を歌うんだろう。

「今日は何の雑誌を買おうかなー」
別件で書店に行ったついでに雑誌コーナーをぶらぶら。
だが、あまりのその数に悩んで、ぶらぶらぶらぶらぶらぶらするだけで小一時間。
そのすべてに読者がいると思うとわくわくするような不安になるような。
でも結局、ピンとくるものがなく手ぶらで帰る。

『おともだち』2008年1月号 480円
◆8大ふろく「ふっくらふくらむパンやさんあそび」など
★とじ込みプレイえほん「にんきもの ねんがじょうおととけあそび」
◎全体企画「へんしん・おきがえあそび」

知らない人もいっぱいいると思うので一応説明すると
講談社から発行されている2・3・4歳向け幼児雑誌である。
もちろん、3歳の息子に所望されて買った雑誌である。
表紙には「あそんで まなべる 能力開発絵本」とのキャッチコピー。
実はこの『おともだち』には強烈なライバルがいる。
「小学館の学習絵本」という超シンプルで自信に満ち溢れたキャッチコピーが光る
『めばえ』である。


この『おともだち』と『めばえ』、似ているようで実は全然違う。
親の立場からすると、『めばえ』の方が百万倍楽しく面白いのだ。

『おともだち』は何かとハサミやら糊やらを使わせて、どうもわずらわしい。
今月号の「へんしん・おきがえあそび」は、わざわざ水をつけてシールに加工する。
で、さまざまなページに貼っていくのだ。
もちろんそれらは子供と親に手を使わせてドリルのごとく学習させようという作戦と、
「親がめんどくさがってちゃダメ! 学習の第一歩は親から!!」
という教育的指導からなのだろうが、
危なっかしいハサミに、汚れる糊に、ビシャビシャ遊びを誘引する水……
かなりドキドキしてストレスがたまるのだ。

一方の『めばえ』は、ある意味、すべてのページがおもちゃの広告。
見る、読む、触る、折る、におう、貼る、作る、迷路をさまよう……
あらゆる五感をフル活用させるさまざまな遊びには
「トーマスほしい」「アンパンマンのおもちゃがいい」「リカちゃん人形!」
などなど子供の欲望を噴火させる効果がある。
また、豪華なふろく軍団は、半端な覚悟じゃ作り切れない。
私のように手先が不器用な人間にとって時には挑戦、時には拷問なのだ。
で、せっかく作ったものをあっという間にぐちゃぐちゃに壊されてしまう。
「ああ、だったら壊れないプラスチックの玩具を買っちゃおうか…」
親の耳元で悪魔がささやく。
あぶないあぶない。

うちの場合、息子が現在『プリキュア5』に夢中なので、
『プリキュア5』が載っていない『めばえ』を選ばず、
表紙でキュアドリーム・のぞみの笑顔が輝く『おともだち』を買うことになる。
『めばえ』の方が面白いのに……という心の叫びは聞いてくれない。
でもいっか、『おともだち』の方が勉強になりそうだし。
今月号には「ウルトラマン対ゼットン」の絵がバーンと載ってたし。
「リカちゃん」は着物で浅草へ初詣してるし。
そう思いながらページをめくると来月号の予告が。
「ほんものおもちゃふろく ワンセグけいたいでんわ」
キラキラシールでかざろう! 特別定価600円だって。
むむー、講談社の反撃が始まったな……と軽く笑みを浮かべて雑誌を閉じる。
ん、裏表紙の左下に名前を書くところがあるじゃん。

なまえ[             ]

70歳くらいになって、「孫がほしがってのう」とか嘘をついて、
買った『めばえ』に自分の名前を記入して、
毎日毎日のんびりゆっくりと付録作りに精を出す。
そんな老後って幸せだろうなあと思う。


『週刊文春』2007年12月6日号 [2007/12]

2007年12月1日土曜日。
本日のニュース。Jリーグ、鹿島アントラーズ逆転優勝。浦和レッズ、横浜FCにまさかの敗戦。
カズのドリブルがすばらしかった。

昨晩、飲み屋に行って。
話題は手袋とコンドームの話に。どちらもかぶせるもの、で、
冒険へと飛び出す勇気をくれるもの?
コンドームは女性が持つ習慣がいいのではとの意見に賛成多数。
また、「日本一のコンドームはどれだ!?」てな記事をサイトでやればいいのに、と。
ここで「雑誌の記事で」と言われないことが雑誌というハードの現況か。


『週刊文春』2007年12月6日号。
◆巻頭特集「守屋汚染」普天間移転 総理直撃 政権激震スクープ
防衛施設庁元長官が実名告発
「福田官房長官に守屋親密商社との面会をゴリ押しされた!」

というスクープ記事を、歯医者の待合室で読んでいたら、
思いのほか早く呼ばれ、最後まで記事を読めずに雑誌を閉じる。
ま、ホントに読みたかったらコンビニにでも行って読むんだけど、
全然そんな気にならないわけで、
そこまでやる気にさせてくれる記事じゃあないというか、雑誌じゃないというか。
『週刊文春』とか『週刊新潮』とかは、
「どーしても読まなきゃ生きていけねえんだ俺!」的なもんではなく、
みのもんたの『思いっきりテレビ』、今は『思いっきりいいテレビ』だっけ?のように、
なんとなく習慣的に見ててなんとなく得した感じとかあって、
いつのまにかやめられなくなるものなんだろうなーと思う。
人によってはそれは『笑っていいとも!』だったりする感じで。

だからさ、"レギュラー的な出演者”の連載コラムとかが実は重要なのだろう。
購買=視聴率を支えるという意味で。

巻頭の特集なんかは、いわば『思いっきりテレビ』の健康ネタ、
『笑っていいとも!』のテレフォンショッキングゲストのような役割で、
「あー今日は当たりだった」「どーでもいいな今日は」とか
ギャンブル心をくすぐる役割なんじゃないかと思う。
320円で買う小バクチ。
デカイ当たりもないかわりに、完全なスカもない。
そんな気分でいつか『週刊文春』も買って読んでみたいと思います。


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